SDGsとヴィーガン&オーガニックワイン

ティシュビワイナリー

ティシュビ・ワイナリーの様子



最近は何かとSDGsが話題になる事が多いのですが、このSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)とは、『2015年の国連サミットで採択された、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた、国際社会共通の目標』のことで、17のグローバル目標と、それぞれの目標に設定された169の具体的なターゲットから構成されているものです。

参考:JAPAN SDGs Action Platform|外務省

実はこのSDGsに対し、ヴィーガンやオーガニックの考え方は関りが深い

ヴィーガンワインやオーガニックワインを生活に取り入れることはSDGsの活動にも繋がる事になるのです。

あまり杓子定規に考えますと続けることが出来ず、それこそサステナブル(持続可能)ではなくなりますからね。普段飲むワインに時々ヴィーガンワインやオーガニックワインを取り入れて、その時にSDGsへ思いを巡らす、といった事から始めてみるのはいかがでしょう。

さてヴィーガン(Vegan)とは...

ヴィーガンの発祥はイギリスであり、1944年にイギリスのヴィーガン協会(The Vegan Society)が創設された際に命名された造語で、ヴィーガンの定義は以下のようになっています。
「ヴィーガン主義は、食物、衣類、またはその他の目的のために動物を虐げるあらゆる形態を可能な限り、実行可能な範囲で排除しようとする哲学および生き方です。」
(引用元:vegansociety「Definition of veganism」

ティシュビ・レストランでの料理

幾つかレベルがあるのですが、動物性食品をいっさい口にしない完全菜食主義者のことですね。
日本ではベジタリアンという言葉の方に馴染みがあるかも知れませんが、この徹底した菜食主義を貫くヴィーガンの場合は、肉や魚はもちろん、卵、チーズ、バター類、はちみつなども口にせず、食生活だけではなく衣食住すべての生活スタイルにおいて、動物性素材を使用しない生き方を目指しているのだそうです。

動物や人間、そして環境保護のために動物を含まない代替品の開発や使用の促進にも活動を広げていまして、最近では肉そっくりの見た目や味わいの代替品が話題になったりしていますよね。
以上のような考え方を見れば、ヴィーガンであることがSDGsの活動にも貢献していることが分かります。

ヴィーガンワインについて

原材料や製造プロセスにおいて、動物性素材(※)を一切使用していないワインを指す言葉です。

※ 動物性の素材:ワインの製造プロセスにおいて、どこが対象になるかは『コーシャワインの話』の中の、“清澄&濾過作業” 参照。

当店で販売しているワインでは、ティシュビのワインが全てヴィーガンワインになります。
ティシュビ・ワイナリーでは土壌の持つ力を信じてブドウを育てるやり方を創業以来続けていまして、農薬や殺菌剤、除草剤は使用せず、また肥料を使う事もなく、自然派志向のワイン造りが行われています。
ただしテーブルワイン用のブドウの収穫には機械も使われていますから、自然派を謳う事が目標という訳ではないようです。

ティシュビ・ワイナリー収穫の様子


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イスラエルは 「ヴィーガン率世界2位」 の国です。
元々ユダヤ教の食事規定に則ったコーシャワイン造りではトレーサビリティも行き届いていますし、余計な添加物を加えることもありません。このような宗教的な背景もあって、ヘルシーフードへの関心はとても高いと言われています。
健康志向のイスラエルにあって、動物保護や環境保護に繋がるヴィーガンやSDGsの考え方は受け入れられやすいのでしょうね。

一方のオーガニック(Organic)とは

自然派志向のティシュビ・ワイナリーの様子

オーガニックとは「有機」という意味で、化学肥料や農薬を使わずに、有機栽培された農産物や畜産物の事です。ところが有機栽培をしているからといって必ずしもオーガニックと名乗れるわけではありません。
国際有機農業運動連盟が策定した「有機農業の4つの原理」に則っていることが条件のひとつになっていて、第三者機関が証明して有機認証となったものだけが、オーガニック(有機)と名乗ることができるようです。

有機栽培のオーガニックは、CO2の排出が多い化学肥料や農薬を使わないことから、やはりSDGsの目標に向けて多くの貢献をしていると言えるでしょう。

なお、オーガニックは無農薬と捉える人がいますが、オーガニック栽培は無農薬栽培ではありません。
また畜産物も含まれていますから、オーガニックだからヴィーガンが食しても大丈夫と言う訳には行きません。
何ともややこしい話しですね。有機栽培にこだわった、オーガニックヴィーガンと言う選択肢はある訳ですが。

前述のティシュビ・ワイナリーはオーガニックワインも製造していますが、
当店ではオーガニックワインは販売していません。

さらにワインの世界では自然派ワインというくくりもあります
ただし自然派ワインという言葉に明確な定義はないようです。
無農薬・無肥料でブドウを栽培し、醸造プロセスでは亜硫酸塩の使用量を極力減らし、添加物は使わず、また酵母は天然酵母を使うなど、自然の力を信じ、可能な限り自然に近い醸造方法で造られているワインがありますが、これにオーガニックワインを含めて自然派ワインと呼ぶ事も多いようです。



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