( Golan Heights Winery )
ゴラン・ハイツ・ワイナリーは、イスラエル北部ゴラン高原の小さな街カツリンに1983年に誕生しました。最先端を行く栽培技術と伝統的な醸造手法を組み合わせることで高品質なワインを次々と生み出し、数々の賞を受賞するなど国際的に非常に高い評価を受けている注目のワイナリーです。
またワイナリーはイスラエル最大規模の有機栽培を展開しており、風力発電によって環境に負荷をかけず、個性豊かなテロワールの表現を大切にしています。土壌は、熱の伝導性や水はけ、葡萄の発育などのデータを継続的に追跡するため、区画ごとに畑を細かく区分けして実施調査し記録した情報をデータベース化して、ワイン作りにおけるあらゆる意思決定に活用しています。
※ガリラヤ地方とゴラン高原:
イスラエルのワイン造りが盛んな地域については
『イスラエル全土で育まれるワイン造り』を参照。
【続きを読む:ガリラヤ地方とゴラン高原】
マウント・ヘルモン・レッド|ゴラン・ハイツ【イスラエルワイン】
2,739円(税込)
様々なボルドー品種のブレンドで凝縮した果実味が心地よく、生き生きとした風味豊かなミディアムボディの味わいが広がります。
マウント・ヘルモン・ホワイト|ゴラン・ハイツ【イスラエルワイン】
2,985円(税込)
ライム、洋なし、マスカットのほのかな甘みも感じさせる明るい果実香と、すっきりと爽やかな酸味が心地よい辛口白ワインです。
【ガリラヤ地方とゴラン高原】
ガリラヤは、イスラエル最北端にある最高のワイン産地で、中でも優れたテロワールを誇るのがゴラン高原です。ゴラン高原は小さな土地ですが、地理条件は多様で、最も高緯度の畑と低緯度の畑の差は、フランス最北部と最南部ほどの違いがあります。このため、地中海性気候に属しながら、様々なブドウ品種の栽培が可能です。
高地のため年中涼しく、年間降水量の殆どが冬に集中し、夏は非常に乾燥するため、ワイナリーは灌漑で畑に水を供給しています。ゴラン高原とガリラヤ北部に観測所を14ヵ所設置して気温、湿度、降雨量などのデータを計測し、区画ごとの情報をコンピュータで一括管理し、区画ごとに最適な灌漑方法や収穫時期を見極めています。
ワイナリーは最先端の「点滴灌漑」を採用しており、配水管、チューブ、弁などからなる設備を用い、地表や根群域に少しずつ水を供給。水の量はボルドーやローヌよりも少なく、水や肥料の消費量を最小限に抑えているのです。
さらに、400以上の区画から少量ずつブドウを採取して熟成具合を分析し、区画ごとに収穫時期を決定しています。収穫期間は14〜17週間におよび、区画ごとに収穫したブドウは最終ブレンドまで個々の区画の個性を損なわぬようステンレスタンクで個別に仕込み、保管します。このように小さく区画分けすることで、それぞれのキュヴェに最も相応しい品質のブドウを的確に選別できるようにしています。