ビンヤミナ・ワイナリー
( Binyamina winery )
ビンヤミナ・ワイナリー

ビンヤミナ・ワイナリーのビジターセンター



ハイファ地区南に位置するビンヤミナ・ワイナリー


ビンヤミナ・ワイナリーは、ハンガリーから移住したJoseph Zeltzerによって1952年に設立されました。最初はEliaz Wineryと名付けられ、バロン・ベンジャミン・ド・ロスチャイルドによって建てられた香水工場の跡地を利用してワイン作りが始まります。
その後この地はロスチャイルド家ゆかりのベンジャミンの名前を取ってビンヤミナの地名が付けられる事になり、そしてさらに幾つかの変遷を経て、1990年代半ばより現在のビンヤミナ・ワイナリーの名前となっています。

当初は、当時では最もワイン作りで有名であったハイファ地区の南にあるこのビンヤミナのローカルなブドウ畑からブドウを得てワイン作りが始まった訳ですが、70年を経た今ではイスラエル全土にブドウ畑を構え、イスラエルで5番目の規模のワイナリーに成長しています。


ハイファー地区の様子

ハイファ地区の様子




宝石の名前の付いた“The Chosen”シリーズ


このシリーズのワインには全て宝石の名前がついていて、手摘みで丁寧に収穫されたブドウから作られています。
イスラエル人の友人と一緒になって、目黒のイスラエル料理店ピンクカミラを貸し切っての試飲会を開催し、プロモーションしたこともありました。
ビンヤミナのThe Chosenシリーズを取り揃え、これにアレクサンダーのリザーブ|カベルネ・ソーヴィニョンを加えて、何とも贅沢な試飲会だったことを思い出します。


ピンクカミラでの試飲会

ピンクカミラでの試飲会



宝石の名前の付いたワイン−サファイア
宝石には石言葉と言うものがあるそうで、サファイアの宝石言葉は高潔、慈愛、誠実...とか。 このワイン、カベルネ・ソーヴィニョン40%、メルロ40%、シラーズ20%のブレンドで、しっかりとした粘性があり、雫が幾筋もゆっくりと垂れ下がります。 色は濃い赤紫。柔らかいココアのような香が漂い、 口に含むとしっとりとして舌触りも滑らかな、 魅惑に満ちた液体が喉を流れ落ちます。 柔らかくスパイシーな刺激に濃厚で凝縮した果実風味、酸味や渋みとのバランスの良さも見せる魅惑的な味わいが広がり、抜栓直後からすごい事になります。 そして時間の経過と共にますます全体の調和は良くなり、その味わいの素晴らしい事!


宝石シリーズのサファイア

カベルネとメルロが絶妙のバランスを醸し出し、しっかりとした果実の酸味に苦みや甘みが溶け合った魅惑的な味わいで、優しくスパイシーな余韻にほのかにアルコール分の気配も漂い、最後にシラーズが顔を出してふくよかな果実風味を添えています。



宝石の名前の付いたワイン−アクアマリン
アクアマリンは、身につけると清らかな癒しのエネルギーで満たしてくれて、穏やかな海に身をゆだねているように優しい気持ちと安定をもたらしてくれるのだそうです。ただ、この名前が付いた由来は定かではありませんが、カベルネ・ソーヴィニョン100% のワインの印象とはちょっと違うようにも思えます...

抜栓直後から凝縮感のある濃厚な果実の香りが湧き立ち、完熟の甘みも漂う黒系チェリーの香り、トースト、ローストした木の香りや燻製の香りが漂います。
色は濃い赤紫で、光を通さない重たさがあります。最初からカベルネの濃厚で甘く柔らかな香りに圧倒されるのですが、口に含むととろみもすごい...


宝石シリーズのアクアマリン

抜栓してほんの20分〜30分くらいでしょうか、控えめながらも柔らかな酸味が顔をもたげ始めると、全体のバランスがどんどん良くなっていきます。豊かな果実風味に適度の渋み、心地よいスパイシーな刺激、そしてこれら全体を包み込むほのかな甘味と柔らかな酸味が、完熟したブドウを丁寧に手摘みした風味を漂わせます。


宝石シリーズのアクアマリン2

とてもふくよかな味わいで、とにかく美味しい。まさにカベルネの濃厚でフル・ボディの味わいで、飲んでいて飽きません。抜栓直後から素晴らしい味わいが続きますが、ポテンシャルを存分に楽しむには飲む1時間前くらいには開けた方が良いようにも思えます。
濃厚でふくよかな味わいが食欲を誘い、どんな料理とも合いそうで、一段と食事を華やかに彩ってくれる事間違いなしでしょう。またまたすごいカベルネの登場です。





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