砂漠をワインの一大産地に替えるイスラエル

ネゲヴ砂漠

ネゲヴ砂漠の風景



砂漠でワイン作り


流石に砂漠は農業には向いていないと思いますよね。
ところが実際には世界中で、砂漠でも葡萄を育て、ワイン作りを行っているところが結構あるのです。

中国北部にある内モンゴル自治区のゴビ砂漠は、ワインの生産が盛んである事が知られていますし、世界最古の砂漠といわれ、アフリカのナミビア大西洋側に位置するナミブ砂漠でも、ブドウ畑が広がりワイン作りが行われています。
アメリカでも、ネバダ州にあるラスベガス近郊のモハビ砂漠ではワイン作りが行われているそうです...


そしてイスラエルのネゲヴ砂漠でも


ティシュビのネゲヴにあるブドウ園

ヘブライ語で「ネゲヴ」(乾いた大地)と呼ばれる、イスラエル国土のほぼ南半分を占める砂漠です。

そもそもブドウにとって最良の気候環境として、降水量が少なく、日照時間が長くて、一日の寒暖差が大きい事、という3つの条件が良く言われるところです。
この条件だけを見ますと、砂漠はブドウ造りに向いているように見えませんか?
もしろん普通に考えればブドウ作りには向いていないのですが、何しろイスラエルは技術立国の国。

そして農業立国の国でもありまして、この2つが融合して点滴灌漑といわれる優れた農業技術が発展・導入されるようになり、砂漠もワイン造りに最適な環境になり得ることが実証されてきているのです。

点滴灌漑によって水の制御が可能となりますと、雨がほとんど降らない環境は供給量のコントロールを容易にするメリットへと変貌し、砂漠の日中と夜間の寒暖差はブドウ栽培に適した環境へと姿を変えて行くのです...


ネゲヴ砂漠で作られたメルロー

こうしてネゲヴ砂漠はワインの一大産地へと変わりつつあり、スデー・ボケルやミツペ・ラモンと呼ばれる地域にはブドウ畑が広がり、ワイン作りが盛んに行われています。

当店で扱っているワインでは、ティシュビ・エステートのメルローがネゲヴ砂漠で作られたワインです。
スデー・ボケルにある葡萄園で育てられたメルロー品種に、ガリラヤ地方のレバノン国境近くにあるクファー・ユーヴァルで収穫されたカベルネ・ソーヴィニヨンがブレンドされています。

ティシュビ・エステート|メルロー

それぞれ最初の圧搾で得られるジュースのみを使用して造られ、ブレンドの後にオーク樽での12ヶ月間の熟成を経て、ノンフィルターで瓶詰めされています。
色は濃いルビー色。ブラックベリーやラズベリー、ハーブ、カカオのアロマ、湿った土の香りが漂い、穏やかで優しさとふくよかさに溢れた味わいが広がります。

現在販売しているメルロー 2012は、9年目を迎えて色合いこそ少し茶色っぽさをにじませていますが、複雑味溢れる香り、深み・厚みのある豊かな味わいの広がる、充足感に満ちた存在感を放っているのです。



イスラエルの農業技術が結実した砂漠で作られたワイン
ティシュビ・エステート|メルロー 2012



※ティシュビ・ワイナリーについて詳しくはこちら:『ティシュビ・ワイナリー』





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